stack of memories

旅の記録.頭の中の積み重なる記憶,できるだけ早く取り出しておきたいものです.

10/29 深夜ドライブ

ことの発端はちょうどある土曜日が終わろうとしていたときの、後輩F氏の発言です。
いやもしかしたら私かもしれない。
たぶん第3者が見た場合、明らかに私なのでしょう。
ただ私はF氏の発言からそれを踏まえてある提案をしただけのつもりです。
ていうか別に私は狂ったことをしたとは思っていない。
だれでも深夜ドライブの1回や2回したことあることでしょう、熱海まで。

というわけで午前1:30からドライブに出発したわけです。
F氏の発言というのは「明日(日曜)どっかいきたい」というものでした。
F氏:「車でどっか行きてーな、でも明日雨だしな〜、休日ってどう過ごしたらいいんですか?」
私:「うんこくってろ」
F氏:「うっせぇ」
私:「じゃスーパー銭湯行こう」
F氏:「岩盤浴行きたい」
N氏:「どこ行くんですか」
・・・
N氏というのも後輩です。
で、近辺のスーパー銭湯やら岩盤浴やら検索したんですが高いんです、お値段が。
深夜なんで3000円以上はします。
旅行の泊まる宿としてはいいんですがね。

私:「たっけぇぞ、ほかにどっかねーのか」
F氏:「下田丼が食べたい」
私:(下田って伊豆半島か)「なんだそれ」
F氏:「海鮮丼」
私:(情報量が少ない、検索しよう、・・・鯛が入ってんのか)「んじゃ伊豆半島行くか」
N氏:「いいですよー」
この時点でスーパー銭湯に行く金額以上が確定しています。
レンタカーは深夜でお店が空いてないのでカーシェアリングを使います。
どうせ疲れて高速も使うはずです。
どんぶりは1000円以上する。
気をよくした私はお土産なんかも買ってしまうでしょう。
明らかに矛盾しています。
僕らはアホなんでそれに気づきません。
まあ実際には後輩2人は気付いていたかも。

F氏:「いつから行くんですか」
私:「今から」
F氏:「はいぃ?」
私:「僕明日やらんといかんことあるから午前中に帰りたい」
F氏:「でも朝から借りた方がレンタカー屋で借りられるんじゃないですか」
私:「それはたしかにそうだ。しかし1日つぶすのはな〜、明日行くとしたら何時にしようか」
F氏:「何時にしますか?7時?」
いや7時は無理です。
日頃の行い(生活習慣)が悪いのでそんな早く起きられません。
かといって遅くもできない。
そしてどうせこのままでは何も決まりません。

私:「やっぱ、今から行こうぜ、そんでどっかで仮眠すればいいじゃん」
ということで決定しました。
ぎゃーぎゃーうるさいですが(特にF)関係ありません。
決定しましたから。

私:「おまえ(F)タイムズの会員?」
F:「いやそうなんすけど、登録してある免許期限切れてるんすよ」
私:「じゃだめか」
F:「いやとりあえず更新してみます」
私:「いやそれすぐできんぞ」
どこのカーシェアリングもそうかと思いますが、利用する際には必ず有効な免許証が登録されている必要があります。
免許自体を更新したら登録情報も更新しなければならないのですが、この作業が完了するには時間が必要なのです。
F:「いやもしかしたらまだタイムズの人働いているかもしれないし」
現在日曜午前1時過ぎ・・・。
どんなブラック企業だ。

私:「おまえ(N)は免許持ってないんだよな」
N:「はい、仮免の期限切れました」
・・・そうですか。

私:「車どれにしようかな、いつもアクアだからな〜、今回もアクアかな〜」
F:「いやもっとかっこいいの、プレマシーにしましょう、あデミオもいいな、あっインプレッサも」
私:「やかましい、アクアに決定した」
F:「いやもっと他の、そうだこの中で一番販売価格が高いものにしよう」
このバカは本当に発想がバカです。
私:「じゃフィットは」
F:「かっこよくない」
・・・
結局アクアにしました。

私:「で免許登録できたの?」
F:「連絡来ません」
でしょうね。

というわけで車はアクアにして運転者は私一人で行くことになりました。
つらい。
まあ、好きでやってるのでいいのですが。

F:「なんか用意するありますか」
私:「とりあえず遺書でも書いとけ」



ということで午前1時半過ぎ、無事出発しました。
とりあえずカーナビは熱海に設定します。
夜のドライブというのはなんだか楽しいです。
私が小中学生くらいのときはまだブルートレインが残っていて、
家族旅行で九州や東北、北海道まで寝台特急で行ったものです。
あのときの雰囲気とは違いますが、そんなことを思い出します。

そういえばこの日は台風が首都圏に接近していました。
どおりで雨が強いわけです。
無事ついて帰ってこられることを願うのみです。

後輩二人はずっとしゃべっています。
よくもまあこんなにしゃべることができると感心します。
まあ私は運転に集中しなければならないというのもありますが、時々話に参加するくらいでした。

246、129を経由して平塚付近まで来ました。
ちょうど午前3時です。
ここから海沿いです。
どうせなら海が見える道を通りたいです。
下道できましたがここは少し課金しましょう。
西湘バイパスを使いました。

・・・当たり前ですが、何も見えません。
真っ暗です。
漆黒です。
おまけに強い風雨が吹き付けています。
ただ車の中というのは全く濡れず、
風も感じず、快適です。
室内空間が高速で移動しているわけです。
素敵です。

西湘バイパスを抜けるとしばらく海沿いを走り、やがて山道に入っていきます。
途中、有料道路を使えば楽に行けたのですが、
別に急いで行く必要もなかったので使いませんでした。

山道を抜けたら熱海に到着です。
とりあえずその辺のコンビニに止めます。
時刻は午前4時半。
3時間くらい仮眠しましょう。
仮眠したらその辺で朝食食って帰るか。

が寝れない。
疲れてはいるが寝れない。
F氏も同様のようです。
N氏は寝ています。
時間は5時前。
しかたがない、近くのスーパー銭湯を探してみることにしました。
が、実は熱海には朝からやっているスーパー銭湯的なものはないみたいです。
一番近いところで三島・・・。
ということで三島のスーパー銭湯へ行くことにしました。
もうなにしてんだ。

熱海から三島までの道は山道です。
この日は霧が出ていて、視界がかなり悪いです。
ただこんな時でもスピードを出す車はいるようで、恐らく時速100kmほどで抜かしていく車もいました。
怖いです。

途中コンビニでまた少し休憩して、開店の6時ちょうどに到着しました。
すでに20台くらいの車がいました。
フロントで会員になるだの、タオル借りるだの、歯ブラシ車に忘れたなど、バカ2人がごたごたして、ついでにおばちゃんがクーポン持ってるけどほしい?いや僕らLINEクーポンあるんで、とかいうやり取りをして10分近く時間をロスしました。
いやこのドライブすべてが無駄時間か。

しかし風呂というのはやはり最高です。
疲れがとれる気がします。
よく家の風呂でいいじゃんとか言われますが、広い浴槽に、高い天井、そして何というかこの雰囲気は家とは違います。

風呂から出ると予定通り眠くなったので仮眠室で少し寝ました。
部屋は程よく暗く、これならよく寝れます。
といっても、あまりぐだぐだできないので、7時から8時半まで寝ました。

さて、朝食を銭湯内の食事処で軽くすませ、次なる目的地へと行きます。
そもそも旅の目的は海鮮丼食いたいというものでした。
Fが言っていた下田丼があるのはまあたぶん下田でしょう。
しかしそれは遠い。
疲れます。

私は以前、沼津港の市場で海鮮丼を食ったのを思い出しました。
沼津なら近いし、沼津にしよう。

ということで、時間かからず沼津に到着。
時刻は9時半ほどです。
が、さっき飯くったばっかなので腹が減ってない。
でもってほかの奴らは眠そうだ。
有料駐車場に車をとめて、しばらく休憩です。
外からは何やってんだコイツらという視線を感じました。

いつの間にか時間は11時です。
やばい、さっさと食って帰らないと。
というわけで海鮮丼の店へ行きました。
有名な魚河岸丸天さんです。
私は三色丼を、
Fは宝石丼を、
そしてNは有名なかき揚げ丼にしました。


三食丼

とてもおいしいのですがまだ腹が空いてないのと、疲れてるので食べきるのが大変でした。
他の奴らもなかなかしんどそうでしたが、なんとか食い終わりました。

さて後は帰るだけです。
東名に乗ってさっさと帰ります。
が、台風が接近していて雨が強くなってきています。

東名に乗るとますます雨が強くなり、前が見えづらくなってきました。
恐ろしい。
他2名は寝ています。
お気楽なもんです。

結局何もなく無事東京に戻ってきました。
時刻は14:30。
我々はただ温泉に入り、ただ海鮮丼を食って帰ってきたのです。



東京はいまだに雨が強く降っていて、足下からずぶ濡れになって帰りました。